創業以来、オリジナルブランドの
潤滑剤開発にこだわり続ける
独自技術で、金属加工用潤滑剤や切り花鮮度保持剤の製品化を実現
パレス化学は1965年、東京都大田区で設立しました。日本で初めて、半導体シリコンウエハーラッピング剤やシリコン外周切断用加工用潤滑剤の製品化を実現。以降、オリジナルの潤滑剤を研究開発することにこだわり続けています。
さらに、水溶性潤滑剤の開発で蓄積した技術を応用し、1975年からは切り花鮮度保持剤の商品化に成功しました。アグリケミカル事業は、現在もパレス化学の主力事業として発展しています。
潤滑剤は、一般の方は普段目にする機会がないかもしれません。しかし、時計や眼鏡、ボールペンなど、誰しもが持っている商品の製造に使われています。あらゆる分野において潤滑剤は必要とされており、今後も需要に応える続けることが私たちの使命です。
変化を恐れず、社会に付加価値の高い製品を提供し続ける
パレス化学では、「時代の先を見据えて変革を恐れずに、常に新しいことにチャレンジすることにより私達のパレス化学は成長を続けて、社会に貢献していきます」という企業理念の下、高い技術力によって社会に付加価値の高い製品を提供することを目指しています。
潤滑剤メーカーは数多くありますが、パレス化学は潤滑剤の専業メーカーとして、独自性を誇っています。下請けとして既に開発されている製品を製造するのではなく、研究部門を設置し独自に商品を開発。パレス化学の製品は「PSブランド」として、IT業界や鉄鋼業界を中心に広く認知していただいています。
研究開発を担う潤滑剤の専業メーカーだからこそ、難易度の高い潤滑剤加工の依頼も多数受注します。加工が難しいということは、すなわち最先端の技術を要するということ。さまざまな業界の製品に触れ、最先端の技術に取り組めることは、研究者にとってもやりがいを感じられるのではないでしょうか。
時代の先を見据えた製品で、変化の激しい化学業界を生き抜く
化学業界は変化が激しい業界です。一昔前は使えていた原材料が規制改正によって使えなくなることもよくあり、その都度製品の処方を変え、作り変えていかなければなりません。また最近では、日本におけるベースオイルの供給量減少および価格高騰により、原材料の安定的な確保が懸念材料としてあります。
ただし、日本に限らず世界中で潤滑剤の需要がなくなることはありません。いかに時代の先を見据えた商品開発ができるかが、これからの事業成長の鍵となると考えています。
これからも、社会に必要とされる高付加価値な製品を作り続けることで事業を維持し、さらに幅広い分野へと開発の裾野を広げていきたいと思います。
代表取締役社長 山村 洋雄
【経歴】
経済学部出身。金融系企業から出向し、2009年にパレス化学へ入社。入社後は管理部長として、総務・経理全般の管理業務を統括。その後、2023年に社長に就任した。