グループ紹介

 

技術部 第一研究グループ

第一研究グループは金属加工用潤滑剤の設計・開発を行っています。

金属加工用潤滑剤は工業プロセスにおいて重要な役割を果たす潤滑剤です。
切削やプレスなど金属加工に使用されて材料の摩擦や発熱を制御し、加工精度を向上させます。金属加工用潤滑剤の研究開発は、産業技術の進歩に貢献する重要な分野であり、今後も更なる発展が期待されています。

第一研究グループでは取り扱う製品数が多い事から、他部署と連携をしながら業務を進める事が多く幅広い知識やコミュニケーションが必要になりますが、プライベートな時間と仕事を両立できる環境だと思います。
 

グループの一日の仕事のスケジュール例
<午前>
8時20分から9時までグループ会議で進捗状況や課題について情報共有
9時から開発の計画立案をして試製検討実施

<午後>
13時から試製検討したものを物性測定や性能評価
15時から営業部からの依頼内容の報告
16時から報告用のデータ整理や上司への結果報告

必要に応じて出張や残業することもありますが、効果的なコミュニケーションと協力を重視した1日の運営が行われています。

技術部 第二研究グループ

第二研究グループはパレス化学の主力製品ともいえる半導体材料の加工に用いる切削液や研磨液を開発しております。

世界の半導体材料の歴史は電子部品の高性能化と省エネルギー化のニーズに答えるために高精度化を続けてきました。その中で第二研究グループは精密加工の要求に応えた加工液製品の開発を担っております。

最近ではシリコン半導体だけではなく、炭化珪素や窒化ガリウムなどの先進パワー半導体材料と呼ばれるより高い技術力を求められる材料に対応した加工液の開発も進めており、今後の市場拡大が見込まれる技術分野です。

第二研究グループの研究員は皆学生時代には半導体分野の専攻ではなく、有機合成化学や無機材料化学を出身としていますが、担当する開発を通じて半導体産業に関する技術背景を学び、半導体材料を加工しているウェハーメーカーなどのお客様や営業担当者とディスカッションや実験を進めながら研究を行い、お客様が求める新製品を実現してゆきます。

私たちの開発は、お客様の実際の声を聴きながら開発を進めてゆく“BtoB”の開発であるため、開発の方向性の確認や試作製品の評価結果などはリアルタイムに共有され、次の開発や改良に生かされるという強みがあります。
最先端分野であるからこそ、これまで誰も成し得なかったことが自身の目の前で実現する達成感はこの開発分野の大きな魅力だと思います。

技術部 第三研究グループ

第三研究グループは、「切り花をより長く、美しく」をテーマに研究を続け、お花に関する製品を数多く開発しています。

この研究グループは金属加工用潤滑剤・切削剤メーカーであるパレス化学の花関連部門、技術部第三研究室として、1975年に誕生。
独自技術による切り花鮮度保持剤の開発や切り花染色剤・プリザーブドフラワー加工液等の開発等、お花に関する製品を数多く開発し世に送り出しています。

メンバーは、全員、技術部の研究員ですが、自らの足で顧客を訪問し、開発テーマをいただいたり、新たなニーズを掴み、自分で開発し、自分で売りに行きます。
それが【顧客ニーズ】をもっとも捉えることができると考えるからです。

国内外を飛び回って集めた情報や経験を基に、
「どんな商品だったら顧客の役に立てるのか」「喜んでもらえるか」
徹底的に議論し、PRODUCT OUTを基本にしています。
商品開発は、社内の実験室だけには留まらず、ときには生産者さんの圃場や作業場で泥だらけで実験することもあります。実験室だけではわからないことが沢山あるからです。
開発は中身だけではありません。商品パッケージやカタログまでも自分たちで考えます。

私たちの顧客は、生花店さんや生産者さん、市場・仲卸さん、種苗会社さんや資材問屋さん等、お花に携わるすべての方が顧客となります。それは、国内だけではなく国外にも足を延ばし、ときには南米の山奥にも出かけます。
第三研究グループは世界中の人々に、花と共に暮らし生活に潤いを与える。そんな仕事をしています。

技術部 第四研究グループ

第四研究グループが扱っているのは、金属加工用潤滑剤で、主要な製品は熱間加工用黒鉛系潤滑剤です。

黒鉛は鉛筆やシープペンシルの芯に使われていますように、非常に滑りやすい特性をもっています。その特性は金属加工にも適用されており、第四研究グループ商品の多くに使用しています。
熱間加工用黒鉛系潤滑剤で製造される加工品には継目無鋼管やクランクシャフトがあります。
継目無鋼管は溶接をしないため耐久性が高く、多くのプラント配管や油井管(石油、天然ガス採掘用)に使用されています。
継目無鋼管を製造するマンドレルミル加工に使用される金属加工用潤滑剤は、第四研究グループの商品が国内シェア100%となっています。
これからも更に良い商品を開発することで、国内で生産される継目無鋼管が海外製品に負けない唯一無二の製品となるように皆で頑張っています。

第四研究グループでは、自分達で顧客の要望を聞き、開発の方向性を打合せするため、互いに認識の齟齬が発生することが少なくスムーズに商品開発をすることができます。
営業活動を自分達で行うため業務の幅は広くなりますが、顧客と何度も打合せして開発した商品が上手くいった場合は顧客から直接感謝され、また上手くいかなかった場合は、顧客と原因を一緒に考えて再度トライするという非常にやりがいや達成感の大きいグループです。

営業部 販売企画グループ・販売技術グループ

営業部は、金属加工用と電子材料加工用の潤滑剤を販売するため、自社製品の提案を通じて顧客、販売店へアプローチを行っていく業務になります。

金属加工用潤滑剤の販売は、60年の販売実績があり切削加工やプレス加工など様々な加工に対応できる製品ラインナップを取り揃えております。

電子材料加工用潤滑剤は、シリコンなどに代表される半導体材料などの切断加工やラップ加工専用の製品ラインナップを取り揃えていると共に、昨今の新しい材料へ対応する製品の開発も営業部が率先して情報収集し、その情報を技術部へ報告して、新しい潤滑剤の開発に邁進しております。

入社時に金属加工分野などについての知識は必要ではなく、先ずは顧客との信頼関係を築くためのコミュニケーション能力が必要となります。
製品の特長やコミュニケーション能力も入社後に仕事を通じて身に付けていただければ全く問題ありません。

営業部としては製品を販売するだけではなく、販売した製品を用いた更なる開発、改良品の提案、その後の技術的なフォローなどを行っていく仕事となります。
国内及び海外においても弊社潤滑剤を使用しており、顧客企業先の担当者様との信頼関係の構築につなげていくやりがいのある職務となります。 

品質保証部

品質保証部は、製品の品質管理や、様々な法規制への該当状況の調査、社内の仕組みの監視と改善などをおこなっています。

お客様に信頼されるためにはお客様に「安心」を感じてもらうことが大切だと私たちは考えています。

パレス化学では、製品をひとつひとつ問題無いかチェックしてからお客様にお届けしています。しかし、それだけではお客様に「安心」を感じてもらうことはできません。
パレス化学の製品は、お客様先でたった一度きり使われるものでは無く、長い間使われ続けていくものばかりです。

・お客様が必要になったときにいつも同じものをお届けできること。
・長く使われるものですから安全面、環境面にも配慮されていること。
・もし使っていて問題が発生したり、もうちょっとここを変えて欲しい、といった要望があったりしたときはすぐに対応し期待に応えてくれること。
・一度きりの製品の品質だけでなく、使い続けての品質が保たれていること。
・そして品質を保つ仕組みが、パレス化学全体で構築されていることを自分たち自身でチェックし確信すること。

それがお客様の「安心」に繋がると考えています。

製造部 製造グループ

製造グループは、金属加工用潤滑剤・特殊潤滑剤・特殊グリース・アグリケミカル製品(切り花鮮度保持剤)等の製造を行っています。また、工場から出る廃水の処理も行っています。

金属の加工は、大手企業から町工場まで、様々な業界の工場で行われており、その金属加工の一端を支えているのが当社の加工用潤滑剤です。
特に、半導体の元になるシリコンウエハー等の加工時には、特殊な加工用潤滑剤が必要で、これを製造・供給する事で、最先端技術の一端を支えていると自負しています。

グループ内は、製造する製品によって、油性チーム、水溶性チーム、固体チーム、アグリチームの合計4チームで編成されています。
研修期間中は、4チーム全てで研修を行い、チーム員とのコミュニケーションを図りながら、指導、教育を行っていきます。
研修期間(教育期間)が終わると、基本的には、製品の製造から容器への充填、製品の入庫までを一人で行います。
責任を感じる一方で、一つの製品を自分で作っているという実感があり、充実感があります。

4チームで編成されていますが、生産量が多く忙しいチームがある時は、他のチームから応援(手伝い)に行き平準化を図り業務、残業に偏りがないようにしている為、プライベートの時間も取り易く、趣味や家族との時間に使える環境となっています。
製品の製造には、様々な設備を操作する必要があり、そのノウハウも学んでいけるので、モノ作りに興味のある人には遣り甲斐の持てる職場だと思います。

製造部 生産管理グループ

生産管理グループの4つの業務プロセス
「生産管理業務」「受注業務」「出荷業務」「購買業務」

「生産管理業務」とはその名の通り、製造メーカーである弊社の生産管理、生産計画を行う業務です。お客様の注文内容に合わせて、工場と生産計画を立て、原材料の発注及び受入を行います。また、商品や原材料の在庫管理を行い、棚卸の実施を行います。
「受注業務」はお客様からのご注文を受けて受注管理を行う業務です。商品の在庫や生産計画を確認し、お客様へ納期回答を行い、全ての情報を端末へ入力する業務です。また、運送会社の手配や社内の出荷指示なども行います。
「出荷業務」は出荷指示内容を確認し、倉庫内の商品をピッキング・梱包して、フォークリフト等を使用して、運送会社のトラックへ積み込む業務です。
「購買業務」は生産に必要な原材料や副資材の選定、調達を行う業務です。価格交渉なども行います。

この様に生産管理グループは多種多様な業務があり、「縁の下の力持ち」として様々なスキルを持った社員が働いています。

管理部

管理部は、従業員が業務に集中できる環境や制度を整え、成果を出すためのサポートをする部署です。

お客様と顔を合わせることは少なく、バックオフィスとも呼ばれています。
業務も様々で、1人複数の業務を兼任しております。主な業務として以下にご紹介いたします。

人事業務は、専門的な知識が必要であり、労働基準法を理解しなければなりません。給与管理や組織に適合する人材を採用すること、働きやすい環境を作り、従業員の実力を十分に発揮できるように努めています。
総務業務は、快適なオフィス環境を提供するためオフィスの施設管理・保守や事務用品の調達を行い、従業員が快適に働けるようにしております。
経理業務は、簿記の知識や税法を理解しなければなりません。領収書や請求書の管理、予算の立案、税金の計算などを行っております。また、数字で企業の健康状態を把握しております。
情報システム業務は、システムの開発・運用を行い、日々の業務の効率化をサポートしています。また、サイバーセキュリティ対策やデータのバックアップなど企業データの保護と円滑な業務運営を確保しております。

以上、管理部は経験豊富で専門的なスキルを持つプロフェッショナルが集まり、共に目標に向かって努力し、成功を共有することを大切にしています。
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